最小限の小さな庵
SO06. 初台 寺院 智照庵
新宿初台のビル街のマンションの一角に静かに佇む庵。都市の喧騒の中、仏に祈る神聖な場。都市生活者は、仏の存在を忘れ、生活の中から仏教は消えていった。仏教は商いとなり、その真髄は見えなくなり形式化した。また仏教の組織は拡大し大規模化した。仏教は本来庶民の生活に根ざした心の支えであり、身近な存在だった。都市の形態は進化し、新たな祈りの場が必要となった。都市の中で必要とされるお寺。それはお気に入りのカフェのような場。お経を唱えるための最小限の小さな庵。(タイニーブッディズム)
智照庵は、僧侶である叔母の名から頂いた。神田和尚の叔母は真言宗の高野山で修行後、お寺の住職には付かずマンションの一室でひたすら仏画と写経による祈りを捧げている。誰からの評価も受けず、ただひたすら自身の魂を磨くために祈りを捧げている。自身の魂を磨くことが人々を救う仏教の教えを純粋に行としている。地位や権力、世俗から離れた所に本来の悟りはある。それを実行している叔母に敬意を抱き、小さな空間でも祈りはできることを悟った。渋谷区で生まれ渋谷区で育った神田和尚は、お寺の住職というものに馴染むことができなかった。都市の中で必要とされるお寺があってもいい。そんな思いを抱いていた。身近にお祈りをすることができる場。仕事帰りにお経を唱えることができる場。たまには家族で先祖にお経を唱えたり、瞑想をしたりできる場。近くの人、出会った人と仏の前で語らい、祈ることが身近にできる。そんな思いがこの庵には注ぎ込まれている。
智照庵は、僧侶である叔母の名から頂いた。神田和尚の叔母は真言宗の高野山で修行後、お寺の住職には付かずマンションの一室でひたすら仏画と写経による祈りを捧げている。誰からの評価も受けず、ただひたすら自身の魂を磨くために祈りを捧げている。自身の魂を磨くことが人々を救う仏教の教えを純粋に行としている。地位や権力、世俗から離れた所に本来の悟りはある。それを実行している叔母に敬意を抱き、小さな空間でも祈りはできることを悟った。渋谷区で生まれ渋谷区で育った神田和尚は、お寺の住職というものに馴染むことができなかった。都市の中で必要とされるお寺があってもいい。そんな思いを抱いていた。身近にお祈りをすることができる場。仕事帰りにお経を唱えることができる場。たまには家族で先祖にお経を唱えたり、瞑想をしたりできる場。近くの人、出会った人と仏の前で語らい、祈ることが身近にできる。そんな思いがこの庵には注ぎ込まれている。
物件名
初台 寺院 智照庵
所在地
東京都渋谷区初台
事業形態
寺院
床面積 / 構造種別 / 築年
23㎡ / RC造 / -
設計期間
-
工事期間
2017年10月初旬-11月上旬
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