ある映画館に映画を観に行った時、今でも忘れられない出来事がありました。コマーシャルの時間でした。そこには幸せそうな若い夫婦が子供と一緒に犬を連れ川辺を散歩し、買い物をし、“エグゼクティブシート“で映画を楽しみ、そして、、、時が経ち素敵な老夫婦になり、結婚記念にあの“エグゼクテブシート“でワインを手に映画鑑賞しながら、そっと手を握り合う的なシーンになっていました。
おー、これがまさに、完璧な人生!素敵♡バンザイ!
って、本当?
いいんですよー。
人それぞれなので、それがいいと思う人はそれでいいと思います。
それも一つのかたちです。
でも、幸せの形って本当に色々あるのに、ある型を何度も何度も見せられてしまうと、その型にハマってないと不幸に感じてしまう人も出てきてしまう訳で、、、
分かってますよー。それは商売だから、そういうモデルケースを作って、消費を煽ってるんですよね。
まあ、それはそれとしていいのですが、、、。
本質的な話し、他人が考えた幸せの形が、自分に当てはまる訳ないし、そんなのナンセンスなんです。
住まいだって同じです。
モデルルームや建売は、他人が考えた幸せのモデルなのです。自分がしたい暮らしかどうかは本当は分からないのです。
自分の暮らしは、自分の価値観で決めればいいのです。
人の考えた価値観の中で暮らすなんて不自然ですし、無関心過ぎです。
日本の住まいが面白くないのはそのためです。
もし、生活の質を向上したいのであれば、本当の自分に向き合う必要があります。
そんな難しいたいそうなことではありません。
今、自分が大切にしたいこと、心がワクワクすること、を感じてください。
理屈ではなく、感覚で感じてください。
それができれば、住まいは幸せの箱になります。
そして、住まい作りを通して、本当に自分にとっての幸せな生き方を考えることができますよ^^