開放感とおこもりを両立する家 ― 家族の暮らしを再設計した住まい【東京都目黒区 マンション リノベーション】
FIELDGARAGEスタッフ岑 早@sakihaya515の自邸です。
2021年にお客さんとしてリノベをした自宅から、リノベ設計士への転職を機に住み替えを決意。
事務所にも通いやすい目黒区の物件を見つけて、自らの設計でリノベーションしました。
前の家は室内窓で繋がった開放感のある大空間をコンセプトにしていましたが、広々としている反面、壁が少なく収納や籠もれるプライベートスペースが作れないという課題も。
夫婦2人から子どもと3人の生活になり、必要な空間の変化を感じていました。
2軒目のこの家ではそれらの課題を踏まえて、夫婦それぞれのワークスペース、家族3人で寝るためのコンパクトなベッドスペース、たっぷり使えるWICLや備え付けの収納、日差しが降り注ぐ独立したリビングなど、「個室+LDK」のような従来の間取りにとらわれない、今の家族に最適な家を考えて作りました。
▼2021年竣工の旧自邸はこちら
DATA
- 物件タイプマンション
- 所在地東京都目黒区
- 床面積76.00㎡
- 家族構成大人2人 子ども1人
- 構造種別SRC造
- 築年1971年
- 設計期間3ヶ月
- 工事期間3ヶ月
- 物件番号A163
SKETCH
BEFORE & AFTER








DETAIL

L字に曲がったエントランス。テラゾータイルのたたきを上がるとトイレの扉。飾り枠をつけてボリューム感を出し、海外の雰囲気に近づけています。アールにした壁の中にはトイレの配管を隠す機能も。

玄関収納は壁のL字に沿って造作。一部はチェリー材のオープン収納にして、視線の抜けをつくりました。

カーブに沿ってアールがついているため、柔らかい雰囲気に。

曲がった部分も扉になっていて、玄関周りの細々したものを入れられるので便利です。

トイレは床から背面に柄のタイルを貼り、壁天井をテラコッタピンクで塗って個性的な空間に。

背面の吊戸棚には間接照明を入れました。

廊下の角を曲がった先にはすぐにダイニング・キッチン。

廊下から続く収納は食器、ストック類、DIY道具などをたっぷりしまっています。

キッチンは赤みのあるチェリー材の面材でコンパクトに造作。壁にはニッチを作り、角が丸い特徴的なタイルを貼りました。

大きな梁が通っていた天井はあえて下がり天井にして、アクセントにテラコッタ色に塗り間接照明を仕込みました。

真ん中のカウンターは180cm×140cmの大サイズ。キッチン側の床を一段下げて、キッチンカウンターとしてもダイニングテーブルとしても使えるようにデザインしました。

リブの部分は全て開き戸で、ゴミ箱スペースや収納が隠れています。

2つ並んだアーチ開口の先はパントリーとワークスペース。窓の前にあえて壁を増やしたことで必要な空間を確保できました。

アーチの先がパントリー。冷蔵庫の向かいに家電用の棚があります。W800程度とコンパクトですが、あるのとないのでは使い勝手に大きな差が出ます。

エアコンは目立たないアーチの後ろに。右奥はサブ冷凍庫も置ける収納スペース。 左側サイドボードの壁の裏は2畳ほどの空間があり、ワークスペースになっています。

下がり天井は梁に合わせて1800mm程度とかなり低めですが、座って過ごすので高さは気にならず、むしろ守られているようで落ち着く場所に。

ダイニング横の引き戸はランドリー・お風呂に続きます。

コンパクトな脱衣室兼ランドリー。洗面とは別にスロップシンクをつけて、子供の汚れ物やDIY道具、掃除用品などの洗い物もやりやすくなりました。

お風呂は広々とした1616サイズ。トクラスの「アクシィ」は正面のパネルが印象的で、ブラックの水栓が選べることが決め手で採用しました。

ダイニングから続く廊下に洗面があります。

正面の壁の壁紙はDIYで貼って、ミラーを取り付けました。

梁に合わせて壁を立てて、歯ブラシなどを置くためのニッチとタオルなどを置くための稼働棚収納を作りました。

洗面の向かいの扉の中はファミリークローゼット。身支度がここで完了するので使いやすい配置です。

廊下を抜けると日当たりのいい独立リビング。床を一段下げて天井高を確保しました。窓はウッドシャッターをつけてサッシの見た目をカバーしつつ光を取り込みます。

アートテレビを壁掛けにして、周りのアートと馴染ませました。

夫の趣味のレコード収納はこの場所に合わせてサイズオーダーで製作。

リビング横はベッドスペースと夫のワークスペースが並んでいます。

寝室は小上がりになっています。本棚の中を通って入る、秘密基地のような空間。

寝室は3人分のマットレスを敷きつめられるようぴったりサイズで計画しました。床下は収納になっていて、普段使わないものをしまうことができます。床はすのこ状にして、通気性も確保。

リビング横にはアーチの木の扉を造作したワークスペース。窓がない小さな空間ですが、ガラスで仕切ることでリビングの光を取り込みます。

両開きの扉を開け放つとリビングとひとつながりの空間に。

部屋の中はデスク背面に幾何学模様の海外壁紙を貼り、奥の壁は深いグリーンに塗装。濃い壁に黒いピアノが馴染んでいます。

柱の位置の関係でできた凹みには入居後にDIYで棚を取り付けて、本棚として有効活用。

外からは見えない位置にエアコンも完備。扉を閉めていても快適に過ごせます。
DATA
- 物件タイプマンション
- 所在地東京都目黒区
- 床面積76.00㎡
- 家族構成大人2人 子ども1人
- 構造種別SRC造
- 築年1971年
- 設計期間3ヶ月
- 工事期間3ヶ月
- 物件番号A163
SKETCH
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