2017年１２月に完成したY様邸のお宅訪問です。
リビングのヘリンボーン貼りの間仕切り壁が非常に印象的な、Y様ご夫婦のアイデンティティが感じられるお住まいをご紹介します。

これまで賃貸にお住まいだったY様ご夫婦。家賃を払い続けることに疑問を持ち、持ち家でおしゃれに暮らしたいとの思いから、物件探しがスタートしました。
希望のエリアは最初から決まっていたので、まずは新築のモデルルーム見学に行き検討を始めましたが、出来合いな感じが自分たちの感性とは合わず、新築と中古を比較検討するうちに、やはり中古物件を買って「自分たちの好きなテイストで作り上げていくほうが楽しいのでは」「同じ位の金額で色々できそうだ」と結論付け、中古探しにシフトしました。
「フィールドガレージは雑誌で知りました。あと、インスタも見て。僕たちの好きなテイスト、イメージに合っていたし、不動産探しからやってくれるというので問い合わせてみました。」
早速、不動産担当者が希望エリアの物件をいくつかピックアップし内見へ。１日で３件回りましたが１件目が広さ、値段、駅からの近さ、角部屋、日当たり、眺望、風通し、ベランダの広さ、全てにおいて文句なしの物件に出会え、トントン拍子に決断に至ることができたようです。

物件の引き渡しが終わると次は設計に入ります。Y様ご夫婦の場合は、共通の趣味が多かった為、ご夫婦の判断基準が同じでやはり設計もスムースでした。フェス好きということで、アウトドアっぽいざっくりとした感じのテイストで全体をデザインしていきました。素材は無垢のクルミや古材、OSBボードなど味わいのある木を多用していますが、壁などの色味を白とブルーグレーでまとめることで、カジュアルになりすぎない落ち着いた空間に仕上がりました。
アウトドア用品を置ける広い玄関、好きなCDや本を収納する大きな棚、棚の裏に隠された秘密基地のような書斎、好きな洋服をきれいに収納できるウォークインクローゼットは機能的にも優れたこだわりのスペースとなっています。
そして大好きなアメリカンビンテージやポップな雑貨が並び、Y様らしいインテリアの世界観が広がります。

以前住んでいた賃貸では、とても友人を呼べる状況ではなかったというY様ご夫婦。
リノベーションをして、自分たちの好きなものだけに囲まれ居心地がよく、初めて人を呼びたいと思える家ができたことがとても嬉しいと語ってくれました。キッチンもテーブルと一続きにし広々と、回遊性のあるリビングは大勢のお客様がいらしても対応しやすいですね。好きな音楽をかけて楽しくパーティしているご様子が目に浮かびます。

家はその人のアイデンティティを表現する場所です。
今回訪問させていただき、まさにY様ご夫婦らしさにあふれていて、楽しく生活しているご様子に触れられたので、お手伝いさせていただいた私たちにとってはそれが何よりも嬉しいことなのです。

雑誌「男の隠れ家」から書斎部分の取材も受けられたY様。
自慢の秘密基地を多くの方に見ていただけたらと思います。

text : yuko

▼Y邸竣工時写真はこちら
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▼雑誌「男の隠れ家」はこちら 
https://www.fieldgarage.com/topics/press/magazine/9458