S 様はご夫妻とお子様の4 人家族。今回、中古マンションをご購入後、リノベーション工事を行いました。入居のタイミングで転居や転校という、特にお子様方にとっては通学時間が長くなったことなど、生活に大きな変化を伴う大イベントでした。

「転居すること自体が大変ではありましたが、この新しい家の存在があるからこそ乗り越えられたと感じています。特に、娘は転校するにあたり、 緊張したりプレッシャーを感じたりということも多かったようですが、『帰ればあのお気に入りの部屋が待っているから平気だった』といっています」

FG：転居というビッグイベントを押し進めるには、「大好きな家が待っている」ということがご家族全員にとって大きなモチベーションになっていたのですね。

普段の暮らしの中でも、ふと気が付いたら以前と変ったなと感じることも多いのだとか。

「前の家ではテレビをつけていることが多かったのですが、今はリビングに座って、外を見ているだけでも全然飽きません。雨が降る 日もそれはそれで風情があるし、夕方はベランダに出て夕暮れを眺めたりして季節感を感じながら。今ならちょっと遠くの遊園地でライトアップしているのも見えますし、そのうちベランダに椅子でも置いてゆっくりできたらいいなと...まずは芝生を敷いてみました」

新しい家づくりを進めていくうえで、S 様はその過程自体がとても楽しかったと、懐かしそうに語られました。 毎週のように打ち合わせをして、そのたびにたくさんの課題が浮かび上がり、それを宿題として持ち帰り家族で練る。また、次回のフィールドガレージとの打ち合わせでそれを突き合わせて話すという、双方でいろいろと考えて積み重ねていく作業が非常に楽しかったのだそうです。

「工事中も現場で細かく説明してもらえて、例えば天井はこの方がいい、など途中の変更希望にも都度対応していただきました。工程ごとに家族で決めることもたくさんあるので、それを宿題にして家に持ち帰りました。例えば壁紙を決めるにあたり、見本を部屋中に貼って家族で投票をするなんていうこともやりました。みんなの意見が割れると、次の日にもう一度決めようとか...あれはほんとに楽しかったなあ」

前の家の時は中古一戸建てを手を加えないまま購入したのでインテリアをあれこれ工夫することは大好きだったものの、家づくり自体は今回が初めてだったそうです。「家を一から作るという経験は今回が初めてだったので、“自分たちで暮らしを作ることを楽しむ”ということを学べました。わからないことや迷っていることばかりだったので、疑問に感じたことは全部笹原さん（担当設計士）に聞いてしまいました。メールだけでもものすごい数のやり取りがあったと思います。その期間、笹原さんが病んでしまったら大変だ、なんていいな がらしつこくしつこく聞いてね...本当に家づくりに伴走してくださった感じで非常に安心感がありました」

工事中のことを振り返って楽しそうに思い出話をされている S 様ご家族。今はその思い出とお気に入りの場所が詰め込まれた大好きな家で、思い思いの時間を過ごされています。
ゼロからの家づくりに伴走して差し上げることができて、また、ご納得いく家づくりのお手伝いができたことは、リノベーション会社としても幸せなことです。