2020年10月に竣工してから半年。すっかり落ちついたI様のお宅訪問です。

元々は賃貸マンションで生活していたI様。
お子様がまだ小さいうちに新たな新天地を求めてマイホームの購入を考え、動き出したのが2019年。たまたま友人がマンションのリノベーションをしておりその魅力を身近で感じていた為、中古マンションの購入を検討します。
リノベーション向きの物件探しからワンストップサービスを行なっている会社を探す中で、弊社の施工事例を気に入り2020年1月のリノベ説明会に来てくださいました。
そこからはトントン拍子に良い物件に巡り会い、2020年3月には物件契約を済ませました。

ご夫婦ともリモートワークが始まっていたこともあり、1日の大半を過ごす大切な空間のプラン。元の住まいでは実現しなかった広々としてゆったり過ごせる空間を求めました。

そこでLDと南側洋室の壁を取り払い、ひと続きの広いLDに。広くなった部屋の中心には、施工事例の写真で見て気に入っていた窓際の大きなL字型ソファを造作することに。奥行きのあるクッションに温もりのある無垢のチークでパネリング。いつでもリラックスできるスペースが出来上がりました。

「実は想像できていなかったのですが、この2部屋をつなげたらそれぞれにあった出窓もひと続きになって、実際よりもさらに部屋が広く見えるし嬉しい誤算でした！今はまだやり切れていませんが、バーもあるので植物を飾ったり、出窓のインテリアを楽しみたいです。」

リビングの向こうは子ども部屋兼書斎に。元は和室でしたがリビングと同じナラの無垢フローリングで一体感を出し、はめ込みのガラス窓から見えるアクセントクロスのグレイッシュピンクの壁が優しく解放的な印象です。調和のとれた絶妙なカラーチョイスは奥様のこだわりで。

1つは子ども部屋の中にユニークな半円型の壁を立て、パソコンを置いて書斎にしています。部屋の隅に作ったので篭り感もあり集中して作業できるスペースとなりました。もう1つはキッチンのカウンターに。カウンター天板の一部に半円型に出っ張りを作り、ノートパソコンを置きます。主に午前中に旦那様が使っているそう。立ちながらの作業や、皆が寝静まった後に仕事をしなければいけない時にも重宝しているそうです。

収納のしやすさもポイントです。器好きな奥様のコレクションが並ぶ食器棚。片付けやすいようにあえて扉はつけずにオープンにしました。

「必要なところに必要な収納を配置して、みんながわかりやすく、片付けやすいように考えました。」

ゴミ箱収納には洗剤や掃除道具も使い勝手よく配置され、家電製品のラックもスマートに。

ステンレスキッチンに、奥様がこだわり選んだムラのあるテクスチャーが特徴のスクエアタイル。ビンテージ感たっぷりな印象になりました。床は掃除のしやすい石目柄のタイルで。

玄関は旦那様のこだわりが詰まったスペースになっています。オリジナリティあふれたトタンの天井、広くとった土間には三輪車を置いたり、コートやリュックを掛けたりとお出かけの動作もスムースに。大好きな靴のコレクションは見映え良くずらりと並べられるオープンラックで。ちなみに壁のブルーの塗装は旦那様のDIYです。壁のいたるところに飾られたアートがグッと引き立ちます。

「夫婦共リモートワークでずっと家にいても毎日快適に過ごせています。」

とおっしゃるI様ご夫婦。それぞれが仕事を集中してできるスペースの確保、休む時にはきちんとリラックスできるスペース、使い勝手のいいキッチンや収納。ストレスなく日常を送っている穏やかな皆さんの笑顔が印象的でした。生活の質がぐんとアップしたリノベーションで、今後もご家族皆さん健康に暮らしていけるよう願っています。

text : yuko

▼I様邸の詳細はこちらから
https://www.fieldgarage.com/portfolio/119