2ヶ月半に渡る、原家のDIYリノベ。
愛のいっぱい詰まった私達のおうちができるまで
親方もりりんと、原ファミリー4人の奮闘を振り返ります。
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「順調?」
工事32日目
ずっと寒い思いをしてきた工事でしたが、
3月に入ると昼間はぽかぽかしてきて、ちょっと動くと
半袖になりたいくらいの日もありました。
家の向きは南西なので、午後の低い日差しは
キッチンの奥まで差し込んで、十分すぎるほど明るくあたたか。
夕方になると遠くに富士山の頭がちょこんと見えて、
オレンジ色の夕焼け空が、1日の工事の疲れを全て取ってくれました。
猫の額ほどの空しか見えない現在の住まいから、
あとひと月半すればこっちで暮らせるんだと思うと毎日がウキウキでした。
でも、1ヶ月経っても工事は思ったよりも
進んでいないようなかんじがして・・・
さらに想像力が足りないのか、出来上がりが想像できない為に、
ごちゃごちゃの現場を見ると本当に終わるのかと焦りばかりが
募るようになっていました。
なのに、3月は例年通りなぜだか忙しく、カレンダーの予定はびっしり。
おとうにしつこく、工事間に合う?
4月中旬に引っ越しで間に合う?
と聞いても、
「んー、終わらせる」と。
全部終わるか?っていったら終わらないけど、
終わらせるってことかな?多分ね、そういうことでしょう。
もうあまり考えずに、ひたすらできることをするしかないようです。
さて、工事の方は2段ベッド周りの木工事がだいぶ進み、
しっかり形になってきました。
上のベッドは長女の部屋側から鉄の造作梯子をつけて登れるようにします。
天井付近は熱がこもりやすいので窓をつけて、風通しも良くします。
真ん中に取り付けた古材と雰囲気を合わせたいので、
窓はアンティーク窓を探すことにしました。
ベッドの右隣は収納スペース。
その裏側は長女のクローゼットとなります。
下に作るソファは長男が帰ってきた時の寝るスペース。
ソファの下にはお布団を入れる収納を。
洞穴のような感じになるので、
中にアーチ型のニッチを作り、オリエンタルな雰囲気にしたい。
というのが私のイメージです。
トルコで買った絵皿を飾って、
キャンドルを灯せばいい読書スペースにもなりそう。
(ニッチはこんなイメージ)
次は、床のフローリング貼りです。
遮音マットを敷き詰めた上から、電動ドリルで
フローリング木材をとめていきます。
リビングと廊下のフローリングは、最近フィールドガレージでも
よく使っているナラの無垢の材を使いました。
この無垢材は表面がでこぼこしているので、
わんちゃんなどペットを飼っているおうちにオススメです。
我が家も うさぎさんを飼っているのでこれにしました。
うさぎの足の裏は完全に毛に覆われているのでさすがに滑りますが、
つるつるのフローリングよりはまだマシな感じです。
リビングのフローリング貼りは数日かかりました。
ひたすら電動ドリルを握っていた為でしょう、
夕方 家に帰ると指が曲がったまま固まって動かなくなっていて、
包丁が握れず夕飯が作れませんでした。
でもとても丁寧にやったので、職人さんより上手と親方に褒めてもらいました!
やはり親方は、褒めて伸ばしてくれる人のようです。
意気揚々と長男にやり方のコツを指導する母。
フローリングなら おかあに任せて!
フローリングは脇にドリルで下穴を開け、細くて長めのビスでとめていきます。
長女も期末試験が終わったので、学校帰りに現場に寄って
少しづつ手伝える時間を取れるようになってきました。
長男の廊下のフローリング作業と平行に、私と長女は
キッチンの床に下地のコンクリートを流す準備に入りました。
水平器を使って、コンクリートを流す高さに水平の線を引いていきます。
コンクリートの重さと、混ぜる大変さといったら・・・
ここは専門の職人さんにお任せしてしまいました。
賢明な選択だったと思います。はい。
お見事です。プロの仕事にはため息が出ます。すごい・・・
この上にキッチンの床タイルを貼っていきます。
ベランダ側60cm幅に黒の6角タイルを貼りたいので、
ここにも下地のコンクリートを流してもらいました。
窓際の床をタイルにするのはオススメです。
何よりフローリングが日焼けして痛まないし、
植木鉢も置けて水をこぼしても平気だし、
蓄熱するので冬も暖かいし、良いことづくしですよ。
寝室は、新しくダブルベッドを作り、その周りだけ
フローリング材を強力なボンドで貼っていきます。
こちらのフローリング材は、今住んでいる賃貸のキッチン床に
上から敷いて使っていたフローリングを持ってきて再利用。
長女の部屋の床も同じように別のフローリングを強力ボンドで貼りました。
一体私は何枚フローリングを貼ったでしょうか・・・
この1週間で確実に腕が上がってしまいました。
工事の作業は常にいくつかの作業を同時並行してやります。
フローリング貼り、タイル貼りに加え、次にやる作業のための下準備、
マスキングテープを貼ったり、養生をしたり・・・
次から次へと効率良く動かないといけません。
親方も自分の作業をしないとそれこそ工事が進まないので、
言われなくてもどんどん自分で動けるようになってきた。かな?
洗面台のタイルを貼る長男。丁寧。
A型だからかな?
なかなかの几帳面な一面を見せてくれました。
いつもこうだと良いんだけど・・・
この白いタイルは現場の余り。
いつか使おうとずっと取っておいたもの。
ずっとこの日を待っていました!
パテを塗る長女。
さすが美術学生は手つきが全然違います。
パレットの扱いもテキパキと。見とれるレベル。
1ヶ月経つと、それぞれ得意分野がはっきりしてきて
おかあはフローリング
そうたはタイル
アミーゴは塗装
と、上手く分担しながら効率良く作業できるようになってきた気がします。
あ、あれ・・・
おとうは・・・?
そういえば最近ぜんぜん来ないよね。
仕事忙しくなっちゃったみたい。
おとうがいないけど順調?なのかなぁ・・・ ?
つづく
ゆーこ
*おとう… FG代表 原さん
*親方もりりん… 大工も設計もこなす、FGのDIYアドバイザー
*そうた… 原さんちの長男
*アミーゴ… 原さんちの長女
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