リノベーション会社|フィールドガレージ

リノベ

「心を使った形跡」が伝わってきた。熱量あふれる提案から始まった、共同プロジェクト

2025年の初夏にリノベが完成した、S様のお部屋。窓いっぱいに公園の新緑が見える季節に、住んでから1年が経った現在の暮らしと、リノベした当時の様子を改めて設計担当の岑 早(みね さき)が伺いました。

会社選び:A3用紙に書き込まれた「心の量」が決め手

Q:リノベーションを考えるようになったきっかけは何でしたか?

家を買うと決めた段階では、実はリノベーションをする気はありませんでした。しかし、実際に内見をしてみると、部屋が必要以上に細かく区切られていたり、キッチンがありふれた無難すぎるデザインだったりと、なかなか納得できる物件に出会えませんでした。

その時住んでいた賃貸は大家さんが手作りで改装した唯一無二の部屋で、すごく気に入っていました。だから、せっかく高いお金を出して買うのに、今の部屋より「ダウングレード」するのは嫌だなと思ったんです。

そんな中、立地は最高だけれどオフィス仕様になっていて、そのままでは住めない今の物件に出会いました。「状況的にリノベーションする以外の選択肢はなかった」というのが正直なところです。

Q:他社も検討されましたか?最終的にフィールドガレージを選んだ理由は?

最初は別の会社にお願いするつもりでした。そこは施工事例が好みで、設計士も実績豊富な方だったんです。対して、フィールドガレージの事例は、必ずしも自分の好みと完全に一致していたわけではありませんでした。

それでも決めたのは、提案内容が圧倒的だったからです。他社が平面的な提案だったのに対し、フィールドガレージの担当の早さんだけが梁(はり)の影響なども含めて「3次元」で暮らしやすさを考えてくれました。

自分の仕事では、技術という「手段を尽くす」だけでなく、「心を使う」ことを最も大切にしています。A3用紙にびっしりアイデアが書き込まれた提案書を見たとき、「心を使った形跡」がすごく伝わってきた。早さんがまだこの仕事を始めたばかり(※2024年11月に入社、ご提案は2025年初)ということはSNSの発信でわかっていましたが、「心の量」でフィールドガレージを選びました。

当時の提案で作成したイメージ3Dパースの一部。梁の下のアーチの通路や、リビングのアーチの下がり天井はこの時からのアイデア。

当時の提案で作成したイメージ3Dパースの一部。梁の下のアーチの通路や、リビングのアーチの下がり天井はこの時からのアイデア。

Q:担当者との打ち合わせや、プランニングで印象に残ったことは?

設計が始まって感じたのは、仕事の進めやすさです。同じIT・メディア業界出身ということで「プロトコル(共通言語)」が一緒でした。会話のスピード感や用語が近く、安心感がありましたね。打合せは、お互いにアイデアを出し合う「共同プロジェクト」のようで本当に楽しかったです。

特に秀逸だったのは、やはり3次元での空間作りです。玄関やリビング、キッチン横まで続くアーチの意匠。「アーチの途中に洗濯機を置く」というアイデアが出てきた時は、2人で「これだ!」と盛り上がりましたね。

キッチンとリビングの間に通る低い梁を包み込むアーチの通路。このピンクの壁には扉がついていて、洗濯機が隠れています。

Q:工事中の様子はいかがでしたか

古いマンションなのである程度覚悟はしていましたが、解体してみたらやっぱりいろいろありましたね。

天井裏の配管がたくさん出てきて(専有部の天井に上階の排水管等が降りてきている、スラブ下配管構造)不要な配管の撤去が必要になったり、ユニットバスではない在来工法のお風呂ならではのつくり方だったり。難しい問題もたくさんありましたが、現場監督の對馬(つしま)さんが技術的にカバーしてくれました。

フレッシュなアイデアを出してくれる設計だけでなく、豊富な経験と知恵を活かして現実的な問題を解決していく現場との連携が心強く、そこにもとても信頼が置けました。

在来工法でバストイレ洗面を1室に作った海外のようなバスルーム。浴槽周りはタイルを貼り、周りの壁天井は漆喰+漆喰用撥水剤を使って仕上げました。

実際に住んでみて:計算された「居心地」と、無駄のない家事動線

Q:完成した家で、実際に暮らしてみた感想を教えてください。

とにかく「居心地の良さ」が抜群です。リビングの天井をあえて丸く下げたことで、どこか「守られている感」があります。梁を隠しつつ間接照明を活かすなど、一つ一つの設計に意味があるのがいいですね。

特に感動しているのはキッチンの使い勝手です。物が「あるべき場所」に収まっているので、無駄な動きが一切ありません。友人たちを招いても動線がぶつからずスムーズです。

遊びに来た友人は、玄関を入った瞬間に「何これ!」と驚きます。アーチの繰り返しのデザインや、水栓やドアノブが黒でまとまっているところなど、細かい部分の統一感はリノベに慣れていない人には新鮮なようです。

梁をカバーしてアーチ形状にカーブした下がり天井。その部分だけ色も変えて、落ち着く空間に。

L字で造作したキッチンはお友達からも使いやすいと評判。壁付けにした棚もポイントに。

玄関入ってすぐのアーチや丸い上がり框が新鮮な印象。

Q:逆に、住んでみてから気づいた課題はありますか?

細かい点ですが、いくつかありますね。まず、ベッドの配置に工夫の余地があったかなと思います。小上がりの寝室は、来客時にベッドが目線の高さに来るので、もう少しプライベート感を高めても良かったかもしれません。小上がりの側面を引き出し収納にすればよかったな、という小さな反省もあります。

また、洗面所や玄関の「扉」は、実際に暮らしてみるとほとんど閉めることがなく、実はいらなかったなという発見もありました。こうした点も含めて、リノベーションは「住みながら育てていくもの」だと実感しています。

このお話のあと、ベッドの位置を変える模様替えを一緒に実行。「これはこれでいいかも!]と新たな発見が。

ベッドがなくなった小上がりスペースをリビングに。この模様替えで、さらに居心地が良くなったとのことです。

リノベをする方へのアドバイス:デザインだけでなく「住むため」のパートナー選びを

Q:これから検討される方へ、メッセージをお願いします。

思いが強い人ほど、中古を買ってリノベーションするほうが、理想通りの住まいが作れると思います。

会社選びで大切なのは、やっぱり「相性」です。全部お任せにしたい人は事例が好みの会社を選ぶのがいいと思いますが、自分の意思を伝えて一緒に作りたい人は、自分と相性の良い会社や担当者を選ぶのがいいのではないでしょうか。

単なるデザインのためではなく、「住むためのリノベーション」を一緒に考えてくれるパートナーを見つけてください。

設計担当岑(みね)より一言

S様からお問い合わせをいただいたのは、フィールドガレージに入社して間もない頃。まだ実績も経験も何もないタイミングで、初めてのプラン提案を任せていただき、ドキドキしながらお話したことを覚えています。

窓から公園の緑が見えて、気持ちのいい風が通る最高のロケーション。だけどかなりの築古マンションで、梁下180cmという特大の存在感のある梁が真ん中に通っていて……と設計の難易度も高めの物件でした。

この場所を最大限に活かして、前のお部屋に負けない魅力的な空間をつくるにはどうしたらいいか。

頭を捻って考えに考えて、「これなら絶対に素敵になる! 早くこれをお伝えして一緒につくりたい!」と自分がワクワクできるプランに仕上げたつもりではいましたが、それを「心の量」としてしっかり受け取っていただいたことを今回のお話で知ることができて、大変嬉しく、光栄に思いました。

最初の情熱を忘れずに、これからも「心を使った設計」を続けていきます。

S様、ありがとうございました。

施工事例はこちら:

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