老子流FP=心と暮らしの最適化

老子に学ぶお金の在り方
老子ならどう考えるのだろう
正直に言うと、どうも最近のファイナンシャルプランニングって、しっくりこないんですよね。
「いくら貯めれば安心です」「どの投資が効率的です」みたいな話ばかりで、
お金の話なのに、どこか人の温度や生き方が抜け落ちてる気がして。
そこでふと思ったんです。
――もし老子が現代にいたら、こういう“お金の計画”をどう考えるんだろう?
そんなちょっとした遊び心から、老子の思想をヒントにお金との付き合い方を考えてみました。
無理しない、流れにまかせる
老子の教えに「無為自然(むいしぜん)」という言葉があります。
これは「余計な作為をせず、自然の流れに身を任せる」という生き方のこと。
お金で言えば、
「不安だから貯める」とか「欲しいから増やす」とか、そういう頑張り方ではなくて、
必要なところに自然に流れていくような、そんな状態がいいんじゃないかなと思うんです。
流れにまかせるというのは、放任ではなく“信頼”なんですよね。
ちゃんと流れるように、自分の暮らしを整えておく。
それが老子的な“お金の安心”なんだと思います。
「足るを知る」って意外と難しい
老子の有名な言葉に「知足者富(足るを知る者は富む)」というのがあります。
つまり、「どれだけ持っているか」じゃなくて、「どこまでで満ち足りるか」を知ることが、本当の豊かさだということ。
今のFPはどちらかというと「どう増やすか」がテーマになりがちですが、
老子流でいくと「どう減らすか」「どう整えるか」に焦点がある気がします。
増やすより、削ぎ落とす。
安心を“足し算”じゃなくて“引き算”でつくる、という考え方です。
老子流FP=心と暮らしの最適化
そう考えると、老子の教えはお金の話というよりも、暮らしそのものの話なんですよね。
お金を最適化するんじゃなくて、「心」と「暮らし」を最適化する。
どう生きたいか、どこに満足を感じるか。
そこを整えることこそ、ほんとうのファイナンシャルプランニングなんじゃないかなと思います。
だから僕はこう呼びたいんです。
「老子流FP=心と暮らしの最適化」。
“増やす”でも“守る”でもなく、“整える”。
そんなお金の在り方、いいと思いませんか?
フィールドガレージの考え方にも通じる
この考え方って、僕たちフィールドガレージのリノベーションにもすごく通じるんです。
リノベって、ただ空間を新しくすることじゃなくて、
「自分にとって何が心地いいか」「どんな暮らしがしたいか」を見つめ直すことなんですよね。
無理せず、自然体で、足るを知る。
お金の設計も、住まいの設計も、どちらも“生き方のデザイン”だと思っています。
おまけ(笑)老子流ファイナンシャルプランニング10箇条
1. 無為自然 ― 無理をしない
お金は「増やそう」と力むほど逃げていく。自然体で流れに委ね、無理な投資や浪費を避ける。
2. 知足 ― 足るを知る
「もっと欲しい」ではなく「ここまでで十分」と思える基準を明確にする。必要以上の貯蓄は不安の表れ。
3. 柔弱勝剛強 ― 柔らかく備える
リスクをゼロにしようと固く守るより、小さく暮らす力・収入の多様性・人のつながりでしなやかに対応。
4. 道 ― 調和の中に生きる
個人の資産だけでなく、自然・地域・家族とのバランスを考えたお金の使い方を意識する。
5. 少則得 ― シンプルに持つ
モノや契約を複雑に持ちすぎない。家計も資産も「少なければ少ないほど本質が見える」。
6. 無争 ― 比べない
他人の資産や生活と競わない。競争から降りることで、心のコストを減らし真の自由を得る。
7. 上善若水 ― 水のように流す
水は留まらず流れ、どこでも役立つ。お金も同じ。停め込むのではなく、必要なところに流して循環させる。
8. 不尚賢 ― 権威に依らない
専門家や流行の投資商品を盲信せず、自分なりの基準で判断する。知恵は借りるが依存はしない。
9. 無欲 ― 欲を削ぐ
「もっと大きな家」「もっと利回り」ではなく、本当に自分が心地よい範囲に留める。欲を減らすのも資産運用。
10. 守柔 ― 柔らかな心で
計画は「守る」ものではなく「調える」もの。人生の変化に合わせて、柔らかく見直していく。
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