理想を追求したミッドセンチュリー空間の秘訣【神奈川県 / マンションリノベーション】

今回は、約1年前にフィールドガレージでリノベーションされたM様ご夫婦に、リノベーション後の感想や、家づくりのこだわりについてお話を伺いました。フィールドガレージの岑(みね)と原(はら)がインタビューを担当しました。
Q: まず、数あるリノベーション会社の中からフィールドガレージを選ばれた理由を教えていただけますか?
A: 不動産の鹿島さんの雰囲気から「一緒に作っていけるな」と感じたのが大きかったですね。
あとは、元々「海外インテリア、特にミッドセンチュリーのお家にしたい」という明確なテーマがあったんです。
フィールドガレージさんのホームページに掲載されていた事例を見て、海外っぽい雰囲気の家や、私たちがイメージするミッドセンチュリーの雰囲気を再現してもらえそうだと感じたのが決め手になりました。

Q: 物件探しでこだわったポイントや苦労したことはありますか?
A: リノベーション会社に相談する前から、ある程度候補地を決めていました。
都内だと高すぎるので、都内に1時間くらいで行ける距離という条件で探しました。自分たちで実際にその街に出向いて、どんな街かを知ってから物件を探し始めたんです。
そのため、フィールドガレージさんに相談する時には、既に「こことこのエリアで」というようにエリアを絞り込んだ状態でしたね。
今回決めた物件は、その日に見た中で部屋が一番広かったので、その場で「広いこっちの方がいいね」とすぐに決めました。

Q: 打ち合わせはどのような雰囲気で進められましたか?
A: 最初の打ち合わせで、生活シーンを書き出して必要な設備や要件をまとめた資料を準備していきました。
これはすごく良かったですね。変な方向に進むことなく、間取りなどもスムーズに決まりました。
打ち合わせは、大体毎週土曜日にプランを上げてもらい、日曜日に実際にサンプルを見に行くということを繰り返していました。
仕事が終わった後も毎日22時くらいまで調べ物をしていて大変な時期もありましたが、その分、家づくり自体は楽しかったです。

Q: 家づくりで一番悩んだところはどこでしたか?
A: 床です。最初からタイル、特にテラゾー柄の床にしたいと思って、最初はフロアタイルを探していたのですが、なかなか理想の良いものが見つからなくて。
フィールドガレージさんからも「フロアタイルだと質感が出にくいから、タイルの方が良いのでは」というアドバイスもあって、本格的にタイルを探すことになりました。

Q: 実際にタイル張りの床に住んでみて、いかがでしたか?
A: タイルはかなり冷えるという話だったので、リビング、ダイニング、キッチン、仕事部屋に床暖房を入れたのですが、結局使っているのは仕事部屋だけなんです。
日当たりの良いリビング・ダイニングでは全く使いませんでした。思っていたよりも冷たくなく、全然寒くなかったですね。夏は冷房の冷たさが意外と長持ちする感覚もあります。
ただ、日当たりの良くない仕事部屋では、足元が冷えるので仕事中は常に床暖房をつけていました。

Q: お気に入りの点や、ここは良かったというところは他にありますか?
A: タイル床に家具を置くと、すごく映えるんです。太くて装飾性のある巾木(はばき)や塗装の仕上げによって、海外のような雰囲気が感じられるところも気に入っています。
全体の仕上げのこだわりが、空間全体を作り上げているなと思います。

Q: 夫婦間で意見がぶつかったことはありましたか?
A: 大きくぶつかったことは、あまり覚えていないくらいありませんでしたね。間取りなども特にすんなり決まりました。ただ、デザインや色で「派手すぎるんじゃないか」「地味すぎるんじゃないか」と迷うことはありました。
最終的にシンプルな方向にするか、元の攻めたデザインにするかで迷いましたが、3Dイメージを見ながら話し合って、お互いの意見をすり合わせて最終的に元の攻めたデザインにしました。
3Dイメージはすごく役に立ちましたね。あれがなかったら、こんな色使いにはできなかったと思います。

Q: 家具は元々持っていたものと、新しく揃えられたものと、どちらが多いですか?
A: ソファとローテーブルは元々持っていたもので、他は引っ越してきてから選びました。特に黄色の家具(天童木工)は、色のポイントとして選んだものです。


Q: 逆に、住んでみて「こうしておけばよかったな」と思うことはありますか?
A: 先ほど話した通り、床暖房は仕事部屋以外は不要だったなと。使わなかったのに費用がかかってしまったので、その分を別のところに使えばよかったなと思いました。
あとは、個人的には水回りのフロアタイルを、もう少し黒っぽい色にすればよかったかなと思っています。

Q: リモートワークはいかがですか?
A: 以前よりもだいぶ解放的に仕事ができるようになりました。
ミーティングや休憩のときにリビングに移動するようにしています。オンとオフを切り替えられるので、仕事の合間にリビングで過ごす時間がちょうどいいリラックスになっています。
境があまりない空間だからこそ、自然に気分転換できるのが良いですね。

Q: 仕事部屋の壁は後から変えられたそうですが、どのような経緯だったのでしょうか?
A: 元々、色を塗るか木を貼るかどちらかをしようと考えていて、家具を入れた感じで決めようと思っていたので、最初は真っ白でお願いしました。
最初は何もなくて寂しいくらい殺風景な感じでしたね。
その後、3点セットの絵を見つけて飾ってみたのですが、家具とのバランスを見て「やっぱり木が合うよね」という話になったんです。
そこで木を貼ることにしました。この木の感じが、よりミッドセンチュリー感を増してくれたと思います。キッチンの木の色ともリンクしていて良い感じです。

Q: 今後、手を加えたい場所はありますか?
A: 寝室の壁を塗りたいと思っています。自分で塗り替えもできるそうなので、次やるならそこかなと思っています。

Q: 家具やインテリアはどのように探されているのですか?
A: よく見ているヴィンテージショップのウェブサイトがいくつかあって、毎日チェックしています。
どちらかというと、「ここに飾るものを探す」というよりは、物自体を見て「これいいな」と感じて、出会いベースで集めている感じです。夫婦で好みが一致しているので、「これだね」とすぐに決まります。
徐々に集めていくのも楽しいですね。

Q: お家は前からお好きだったのですか?
A: 私は結構小さい頃からインテリアが好きでした。夫は途中から興味を持つようになりましたが、特にコロナ禍でリモートワークが増えて家で過ごす時間が長くなったので、より興味を持つようになりましたね。

Q: 最後に、これからリノベーションを考えている方にアドバイスをお願いします。
A: やはり事前の準備がとても大事だと感じます。私たちが作った「こんな暮らしがしたい」という資料や、夫婦で「ここだけは譲れない」というポイントをピックアップしておくことが、家づくりが変な方向に進まず、間取りなどもスムーズに決まる要因になったと思います。
設計が始まってからだと意外と時間がないので、「リノベーションしたいな」と思っている段階で、ルームツアーなどたくさんの事例を見て、水栓やキッチンなど、どういうメーカーがあるのかといった情報まで事前に知っておくと良いと思います。
そうすることで、イメージが湧きやすくなり、打ち合わせもスムーズに進められるはずです。

M様ご夫婦、素敵なお話をありがとうございました!
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